【FAQ-03】エアレス 延長ポール

エアレスガンの先につけるタイプ。総合カタログP20のポール・チップフィルター、首振りジョイントのところからの問い合わせについて説明します。

エアレスガンの先につける商品になります。一部例外としてポールガン、総合カタログの一番上の1mから2.5mのものはガンとセットになっているタイプです。
それ以下の名称の最後にポールと付いているものは、ポール単体になりましてエアレスガンの先につけて、ガンの先、チップの吹付け出しを長くするためのものです。
ここでよくある問い合わせは、たとえば、延長ポールは、0.15mから2.0mまでありますが、延長ポールと延長ポールを接続するにはどうすればいいのか?接続ができるのか?
そして、延長ポールとその他のフレキシブルガンポール、コンパクトフレキシブル延長ポールが取り付けできるのかというのがあります。基本的に、すべて可能です。

延長ポールの0.3mの先に0.15mをつけて、計0.45mにしたいとかという形で取り付けが可能です。
取り付けするためのジョイントは必要ありません。取り付けた先にオスのネジが出ますので、そこに延長ポールの反対側のメスネジをつけていただいて延長します。
延長ポールの4.5m、もしくは5mを特注で作れるのかという時に、特注で作るよりかは、2mと2mを足していただいて提案するというのが一番スムーズに行きます。
延長ポールの先に、さらに延長ポールが付けられるということと、そのために必要なジョイントは特にありません。

ポールガンと延長ポール、どこがどういう風に違うのかというと、名称の一番最後にガンとついているタイプはガン付きのものになります。
一番の違いは、まず、SGRはガンが横向きのタイプのものが付いています。写真で見て頂くと、持ち手に対して水平にポールが出ているのがポールガンの特徴です。延長ポール、その他のフレキシブルガンポールなどはガンに対して垂直の角度で出て行くような感じになります。
なので、ポールガンを使う場合は、例えば天井であったり、床面であったり、手を返して作業をするところに向いています。
延長ポールは壁とか、屋根など、角度のあるところの下向きのところに一般的には使われる商品になります。

ポールガンの先と延長ポールの先にも一つ違いがあります。ポールガンの先には首振りジョイントというものが最初から付いています。
総合カタログP20の下段に首振りジョイント(ポール用)というのがあります。先端にチップをつけて吹付け口の角度を変えるものになります。ポールに対して任意の角度で横向きに出したり、20度で設定したり、30度で設定したりという形で、ポールに対して角度をつけて吹きつけしたりできる。極端に言えば、自分の向きに対して吹くこともできます。
ポールガンの中にはニードルと言って、細長い針がずーっと先まで入っています。延長ポール、フレキシブルガンポール、その他のポールはガンの先につけて、中にニードルが入っていないので、グリップを離したときに根元のガンの先で塗料が止まります。
ポールガンだけはグリップを離したときにポールの先、例えば、ポールガンの1.0mであれば、ガンから先1.0m先で塗料がピタッと止まるという構造になっています。なので、塗料の切れがいい。仕上がり重視の現場だとか、汚したらいけない現場に最適です。
グリップを離した時にチップから圧がピュッと出てしまうというのを塗装業者様はちびるというんですが、ちびるという症状がポールガンは比較的ありません。塗り替えの作業を一度で終わらせたいとかいった、仕上がり重視の現場でポールガンというのは使われるようになります。

次にお客様からの問い合わせで、多く言われるのは、コンパクトフレキシブル延長ポールとフレキシブルガンポールはどこが違うのか?という点ですが、ポール関係で唯一チップを別に選ばなければならないのがコンパクトフレキシブル延長ポールです。
それ以外のものは、精和のエアレスチップ、ターンクリーンチップ、チェンジクリーンチップ、ロータリーチップと、普通のエアレスガンの先に付けるチップはすべて取り付けできますが、このコンパクトフレキシブル延長ポールだけは専用のチップをつける形になります。なので、備考欄にノズル別売りとすべて書いてあるのですが、ここがちょっとわかりづらいのですが、総合カタログP21・37・38のターンクリーンチップサイズから選定くださいと書いてあるのは、ターンクリーンチップの中に含まれている、小さいチップだけをコンパクトフレキシブル延長ポールの場合は取り付けします。
ここがちょっと重要で、ターンクリーンチップが取り付けられるわけではありませんので、お客様に提案するときに「ターンクリーンチップから選んでください」という言い方をしてしまうと、実際に物が行った時に取り付けができないという問題があります。

「ターンクリーンチップのサイズから選んでください」と言うのは、そういう理由があります。
ここはちょっと難しいと思いますが、総合カタログP21の下段に、コンパクトフレキチップ38××××Bとありますが、この××××というところにターンクリーンチップを選んで下さいということです。
たとえば、「フレキシブルガンポールにターンクリーンチップの1850を一緒に出荷して」といわれた場合は、フレキシブルガンポールの0.3を1本、それに取り付け用のターンクリーン用のボディセットを1つ。そして、ターンクリーンチップの1850という形で発注すれば問題ありません。
ただし、コンパクトフレキで1850をつけて出荷したいんだけれど、どうやって注文すればいいの?といわれたときは、まずは、コンパクトフレキの延長ポールを選んでいただいて、総合カタログP21の下段、コンパクトフレキチップの381850Bというのを選んでいただいて取り付け出荷という形をしないと使えない状態で出荷されますので、注意をお願いします。
たとえば、延長ポールの先にフレキシブルガンポールも取り付けできますし、コンパクトフレキシブル延長ポールも当然付きます。ただし、延長ポール、フレキシブルガンポールを取り付けするときはお使いのエアレスチップをそのまま使えますが、コンパクトフレキをその一番先に持ってきたい場合は、専用のチップがまた別に必要になります。

コンパクトフレキの先にはほかのポール類は延長できません。2本を伸ばすときは、基本的に長い方をガン側、短い方を先に持ってくるという形で提案して頂ければ、吹付けが安定します。

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