【FAQ-16】塗装機 TB-8&9 機械説明

TB-8、TB-9は、トップ仕様も高粘度仕様もホースが30mになっています。(総合カタログP9

トップについて言えば、ホースを最長で50m~60mまで伸ばすことができますが、TB-8、TB-9の高粘度仕様はホースの長さが最長で50mということを頭にいれておいてください。
なぜ50mかというと、この商品を使う場合は、粘度の高い材料が多いということで、量を出したい時に使用されるからです。TB-8の最大吐出量、毎分7.2リットル、TB-9の最大吐出量、毎分8.2リットルとうちのSP-70クラスよりも1分間の吐出量が多い。
なので、量を多く出したい作業に、この商品というのは基本的に使用されています。粘度の高い材料で量を多く出す、厚く塗るのにこの機械は適していますが、ホースを50m以上伸ばしてしまうと、安定吐出、量を多く送るというメリットの部分がホースの抵抗で打ち消されてしまうので、できれば、最長でも50mで使用していただくというかたちで、この機械の特徴をお客様に提案してください。また、最大の吐出圧力を見ていただくと、通常のSP-60、SP-70というのが22Mpa、220キロに対して、これは低圧、圧力が低い設定になっています。なので、ホースを伸ばしたときに、ガン先から出る勢い、塗料を霧にすることのできる勢いというのが伝わりずらいので、50mを最大にしたときに能力を落とさず使えるというかたちで、50m以上にしてこの機械を使いたい場合は、要相談となります。
たとえば、ホースを通常の3/8ではなくて、1/2のサイズで伸ばしていくとか、そういった形で、ホースの仕様を変えて行くという提案が必要になってきます。このセット内容で伸ばしていく場合は最大で50m、これはTB-8から一番下のMS-8000まで、まったく同じように考えていただければいいです。そのホースの太さ、長さ、粘度の高い材料を吹く機械であれば、これは他社にも負けない。精和のこのとばなーいシリーズ、マルチスプレーヤーシリーズというのは、建築の現場でお客様に一番支持される商品であることに自信を持って提案していただければと思います。この商品それぞれ低圧で、安定吐出、量をガン先から出すことができる、この3点がこの機械の良い点になります。それぞれ本体仕様のほかにトップ仕様、高粘度仕様、TB-9の場合はローラー仕様という形であります。 MS-6000、8000についてガン・ホース仕様、ローラー仕様とそれぞれセット内容が分かれていますので、それぞれの仕様に何が組み込まれているのかというのは、この仕様書のところを確認して覚えていただく必要がありますが、一般的に吹き付けをする粘度の高い材料を平吹き、吹き付け、そういった作業をするのはトップ仕様、高粘度仕様、そして、ガン・ホース仕様、この三つになります。ローラー仕様というのは圧送ローラーを使用しローラーで転がすタイプになりますので、吹き付けをしたい粘度の高い材料を吹付したいと言われた場合は今の仕様のところを提案していただくという形で覚えといていただければいいと思います。それと注意点としては、TB-8、MS-6000はモーターの関係上使える地域によって50ヘルツと60ヘルツが分かれているということ、それとTB- 8は本体仕様の中に、ホッパーが既に入っています。ただし、TB-9の場合はホッパーが入っていません。トップ仕様の場合はホッパーが入っていませんので、よくお客様が間違えてしまう。TB-9買ったけれどもホッパーが付いてなかったと言われる場合がありますので、TB-8はすべてのセットにホッパーがはいっている。けれども、TB-9は高粘度仕様とローラー仕様にしかホッパーが付属で入っていないというのを覚えてください。大は小を兼ねるという形で、基本的に機械は、そういう前提があります。
どういうことかというと、高粘度仕様のセットを買えばトップ仕様、低粘度の材料は十分に吹き付けが可能です。ただし、トップ仕様を買った場合に、高粘度の材料を吹きつけできるかといえば、チップを替えなければいけない、ホースを替えなければいけないということで、プラスアルファで用意しなければならないというのがありますが、高粘度の仕様を買った場合はそのセットの中でトップの施工も可能。その逆はできませんので、それもお客様に提示して、お客様がどういった材料をどういう現場で吹きたいのかということから機械を選定していくという流れになります。
これはこのとばなーいだけに限らず、SP-60から黒帯君、エンジンエアレス、このダイアフラムの塗装機については、それが前提になります。

お客様がどういう材料を、どういう現場で、ホースを何m伸ばして施工したいのか、この3点を確認した上で、機械を選定していくという流れになりますので覚えて置いて頂ければと思います。

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